●花びら餅 238円
消費期限:本日中
平安の昔、新年になると御所の天皇に新年の挨拶をする為にたくさんのお公家さんが宮中に参殿します。挨拶の後、三宝にのせた丸い平たいお餅の上にひし形に切った赤いお餅と白味噌と干した肴が一匹のってお酒と一緒に出されます。お公家さんは平たいお餅を二つ折りにしてお酒と一緒に頂いて帰ってきます。こうすることでお皿を洗う必要がなく次から次へとやってくる大勢の人をもてなす事が出来ます。干した肴が甘く炊いた「甘い牛蒡」に、白味噌が白味噌を入れた味噌餡に、平たく丸いお餅と重ねた菱餅、この肴から考案されたのが「花びら餅」です。裏千家の初釜のお菓子はこの「花びら餅」を用いるのがしきたりになっています。